いい子でいさせて

お花畑からお送りします

舞台モブサイコ100 感想

こんにちは、れいとうです。

今日は舞台モブサイコ100の千秋楽ですね!なんとかここまで辿り着けたという安心もあるのですが、それでも終わらないのがこのご時世の怖いところで。

ひとまず、先日舞モブサイコ100を現地で観る機会がありましたので、感想を書き残しておこうと思います。今回は推しメインの感想です。

本編感想

開演前アナウンスを担当していて開演前からおかしくなりそうだった。時間ギリギリの到着だったのでお手洗いから聞いていて申し訳ない・・・。私が行った回では、15分前に桜威と誇山(唇腫らすとか不穏なんだか仲が良いんだかなやりとり)、5分前にモブと霊幻のアナウンスでした。声からもいかちい!悪い!といった印象だったのですが、それでいて推しっぽさの残る声音なので開演前から好きになってしまいました。

開演すぐに下手側からモブと誇山が入ってきて(おそらく)前回からの続き、という場面。暗転中のシルエットからもう完成されていて見惚れてしまいました。すごくうつくしい。鍛えに鍛えたムキムキの腕、上腕が特に素晴らしい。黒のタンクトップに黒の張りのあるスキニーのような衣装なので、体の線がよく分かる。本当に綺麗でかっこいいです。海外のモデルさんのようなかっこよさがあります。実を言うと、推しのビジュアルを受け入れられるかどうか不安だったのですが、そんなのぶっ飛んでいきましたね!めちゃくちゃワルい奴だ~!って興奮すら覚える。あと悪い笑い方が本当に上手くてときめきすら感じてしまいました。目かっぴらいて口角あげるところとか大好き。

前回からの続きです!という場面が前半はちょこちょこ挿入されたりするのですが、ナレーションで解説してくれるので全く分からない、ということはありませんでした。ありがたいです。霊幻師匠のソルトスプラッシュ!はめちゃくちゃ笑いました。ピクトグラムはズルいですって!というか取り入れるの早くないですか!?8/6初日ですよね・・・!?しかもポージングのキレがすごい。芸術点高いです。

爪の人たちは皆さんキャラが濃いですね。特に見た目の。上段4人で並んでいるとき、誇山と宮蛾輪の見た目が似ていてびっくりしました。金髪・タンクトップ・パンツ・柄の悪さ・・・共通点が多いのか、対抗心も強い様子です。頭ごっちんで煽り合いが2回ほどあった気がします。そして桜威にも突っかかる。気性が荒い~!推しが悪い役やっているだけでこんなにテンションが上がるのかと不思議な気持ち。

内容についてはさらわれた律を取り戻すまで。爪との戦い・・・といった感じなので、道中バンバン爪の人たちがぶっ飛ばされていきました。誇山の見せ場は漫画的な表現が強いシーンだったんでしょうか、上手側に舞台の模型箱+ミニ誇山を持った黒子さんがいて、誇山が箱の中でメッタメタに。下手側は実際の誇山がSEに合わせてやられる演技・・・という工夫を凝らした演出に。最終的には何か叫んで壁にめり込みます。私が行った回では「ケバブ!」でした。*1 個人的にこのめり込むシーンがすっごい好きです。綺麗にめり込む。あと脚が長い為にセットの回転(退場)のときに引っかかってしまう。たぶんこれはそういう演出だと思います。

しばらくして嶽内として出てくるんですが、あまりにもわかりやすくて笑いそうになってしまった。だいたいの人が下から見上げるかたちになるかと思うのですが、衣装のおかげ?か全長がすごい感じになる。すごくヴィダルサスーン的な風を感じます。退場も風の如く。個人的にはあのウィッグ自体は好きです、美人度が上がります。

そして3役目のインパクトがすごい。初見あのメイクでちょっと動揺しました。ただ、生き生きしてるなあ~!というのは伝わってきたので良かったです。いやでもあのナリでも横顔は綺麗だし芝居も上手いし一人だけ持ってる空気感が違うので混乱する。めちゃくちゃ存在感のある端役。事務所の後輩とペアだったり隣にいたりすることが多くて和んでいました。最初に漏らすし漏らす量も多いのジワジワくる。ただ、この3番目の役がいちばん登場シーンが長いのでは・・・?と感じたりもしました。気のせいですかね?カーテンコールは誇山で出てきました。*2 今回衣装替えとメイクが大変そうで、肌の調子とかが心配になってしまいます。スキンケア用品を贈りたくなってしまう。

そういうわけで、兼ね役でたくさん爪の人が出てくるの面白いな・・・と思いました。意外と人数がいるんですね。魔津尾役の方はすっごい。実を言うと2.5次元舞台に触れるよりも前に舞台で拝見したことがある方だったのですが、身体表現に関してはズバ抜けていると思います。華やかな悪役。そして桜威はかっこよくてズルいですね!殺陣をしている最中に御髪が乱れたりするところがセクシー。でも爪に入って戦う理由は少し悲しかったりもします。爪の人たちは多感な時期にストレスを抱えていたり、コンプレックスがあったり、自分の欲求だけを満たしたい子どものまま育ってしまった大人たちが多い集団、という印象でしょうか。特に終盤の遺志黒の台詞にそうしたものを感じます。マスクをとった姿で駄々をこねる様子が哀れにみえる。そんななか、師匠の健全な強かさが光りますね。どんどんと論破していく様が観ていてすっきりします。あと腕が伸びたりしていましたね。

全体的に、映像演出に凝っていた様子です。なのでセンブロ後方とか、配信で観るとさらに映えるのではないでしょうか。現地に行った時点では原作未読・前回までの舞台未視聴でしたが、物語や演出の理解に苦しむことはありませんでした。ただ、先に観ておくとより楽しめるなあというのは感じました。

その他感想

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本当は会場前のアレを撮りたかったのですが、ギリギリだったのでこの写真しか残っておらず・・・。出発前トラブルが多発した日でした。

舞台はヒューリックホール東京!実を言うと初めて来る箱です。天井がとても高い!映画館っぽい座席という印象。椅子がふかふかでありがたいです。今回はE列が最前でした。規制退場は前列から。

入場時には来場者予約特典のカードと、プレミアム席の場合は特典のマスクを貰えます。このマスクの使い方は正直よく分からなかったのですが、劇中で着けないと話が進まない様子なので着けなきゃだめみたいです。ただの黒いマスクでも可らしい。物語のなかで唯一謎だった場面かもしれませんね・・・。

あとヒューリックホールの向かいが叙々苑なのすごい…ズルい…!こんな状況じゃなかったら…!

おわりに

今までガッツリ悪役の推しを観たことがなかったので、すごく不思議なテンションで臨んだ観劇だったなあと思います。ビジュアルのインパクトもすごかった。個人的には慣れがきた、というかやっぱり基本的なパーツの綺麗さは隠せないんだなあと改めて感じましたね。ワルだけど愛されキャラ感が出てきちゃって困ります。これはすべて個人の感想ですが・・・!

千秋楽の今日ですが、諸般の事情で家から応援したいと思います。最後まで走り抜けられますように、舞台が終わったその後も、皆さん健康で過ごせますように!配信観てきます!

 

舞台『モブサイコ100』~激突!爪第7支部

2021.08.06-15 ヒューリックホール東京

*1:遺志黒も「ケバブ」だった気がします

*2:8/7時点では舞台裏の話が出てもニコリともしなかったのがヒェ~!怖い役だ!て思ったし役作りにテンション上がってしまった。笑顔の誇山みせたら多分みんな好きになっちゃうね